遺跡データベースl 三国志遺跡捜索マニュアル l 中国旅行記 l中国コラム l 関連書籍 l 中国語メルマガ l インタビューl リンク l 三国ヒステリアについて l スタッフ l ウェブマスターのKENって誰? | TOP
■不思議なメルマガ発行しています、、、 サンプルはこちら
【チャイビジ!】1日3分!現場で使えるビジネス中国語
■ メールマガジン購読
(お気軽に購読してくださいね!)
■ メールマガジン解除
(どうもありがとうございました!)
メールアドレス
メールアドレス


南京好日『アジアの星』(前編)

中国の旅行者なら必ず通ると言われているのが、
交通手段の確保、という問題である。

人間、二本の足だけで旅行するのは困難なわけで、
どうしてもバス、鉄道、飛行機、船、人力車もろもろの
お世話にならなければならない。

そこで、今回は、
そのあまねく交通手段の中でもっとも
難易度が高い、
バス、しかも、夜行バスでの旅の記録である。

2001年7月29日朝10時、南昌発広州行きが、
ぼくの乗ることになったバスである。

南昌は中国南東部にある江西省の省都である。
そこからずっと南に行ったところに、
広東省があり、ぼくはそこの省都、
広州へ向かう予定であった。


(南方に、江西省、その下に広東省がある。)

旅の基本は鉄道、ってことで、
さっそく広州行きの鉄道の切符を買いに行ったのだが、
そこは中国、なんと一週間先までないという。
しかたない、船はないから後は飛行機か・・・
と、失意の内に街をトボトボ歩いていたぼくの目に、
バスターミナルが入ってきた。

そうだ、バスがある!

さっそくバスターミナルに。
聞けば明日の朝十時発の広州行きの座席があるという。
値段も非常に安い。

非常にアバウトな地理感しかないぼくは、
広東省までの距離をだいたい1000キロ程度と見積もっていた。

ふむ、中国のバスはかっ飛ばすから、
かかったとしても15時間程度か・・・

切符売り場のオバハンもそう言ったので、
じゃあ、夜中の12時ごろ着か・・・と、
初めての街に夜中につくことに対し、
一抹の不安もあったものの、
安さに負けて、
というかそれしか手段がなかったので、
ともかくもそのバスに乗ることになった。

次の朝。

バスターミナルに行ってみると、
・・・は!!

目の前のボロいバスにはやっぱり
“楊州亜星” と書かれていた。

“楊州亜星”(ヤンチョウヤーシン)とは、
バスの車種名。

このシリーズは、
このバカデカイ大陸全土を縦断横断するための
人民の足とも言えよう、夜行バスなのである。
みなさん、夜行バスだからといって、
日本のきれいな豪華絢爛夜行バスを想像してはいけません。

きれいに舗装された都市の道路を
大量に地方からの出稼ぎ人民を乗せて
屋根の上まで荷物を大量に積んで、
この楊州亜星、アジアンスターバスが
疾走するのをよく見かける。

そう、これは、
インテリな都市の中国人すらも
眉をひそめる、
中国の“汚い”一面を象徴するバスなのだ。
(ちなみに、中国人の中学生にこの話をしたところ、
 私は絶対乗らない!!なんで外国人なのにそんなのに乗るの?
 って非常に不思議がられた )

これまで、 外で走っているのを見たことはあったものの、
実際乗るのはもちろん初めてだ。

一応、“豪華”“空調”とはデカデカと書いてある。
なんといっても南国に行くのである。
空調くらいないとねー、と思っていた俺は
その言葉に見事にだまされていた。

ドキドキしながらも、乗り込んだ“亜星” の構造は
二段ベッドがギッシリ並んでいるというもの。
日差しがまだ柔らかかったのか、
心なしかバスの中も清潔に見えた。
乗客も少なく、
個人のスペースも広々としている。
(一人一ベッドはあるに思えた。)



出発前のバス車内。
裸のオッサンが寝ているのが見える。
この閑散としたスペースが
数時間後あのようなことになろうとは・・・

さぁ、バス出発・・・ぶろろろろ・・・

2時間くらい走ったところで、
運ちゃんが、

「おい!詰めろ!!詰めろ!!」

と、大声で、ガラガラにも関わらず、
一人一つでも十分な数があるはずのベッドなのに、
荷物等をどけろと言い出す。

他の乗客(意外とこざっぱりした人たち)も、
?? な顔をしている。
で、そうこうしている間に、
とある街に着いたと思うと、
バスが停まった・・・。

外が騒がしいので、見てみると、

!!!!!!!

大量の人民、
しかも明らかにこれから都市で一旗揚げようと思われる
出稼ぎ労働者っぽいヒトタチが
バスに乗ろうと、
押し合いへし合い殺気立ってスタンバっている
ではないか!!

あ、扉が開いたその瞬間、

・・・・・・ ドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカ・・・そしてすぐにワイワイワイワイワイワイワイワイワイギャーギャーギャーギャーギャーギャースカ・・・・・・・・・

一転して、平穏な車内は
地獄のような騒がしさの
人民ワールドと化したのだった。

(つづく)

written by Bonkora

【チャイビジ!】1日3分!現場で使えるビジネス中国語
■ メールマガジン購読
(お気軽に購読してくださいね!)
■ メールマガジン解除
(どうもありがとうございました!)
メールアドレス
メールアドレス



遺跡データベースl 三国志遺跡捜索マニュアル l 中国旅行記 l中国コラム l 関連書籍 l 中国語メルマガ l インタビューl リンク l 三国ヒステリアについて l スタッフ l ウェブマスターのKENって誰? | TOP