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南京好日『中国!』(2)
中国はモノが豊富な国である。
初めて中国に行った1999年、
その時にある人に言われたことだが、
「中国ではボールペンをプレゼントすれば喜ばれるよ。」
その言葉を信じたボンコラ。
大量のボールペンをプレゼントの為に持っていった。
だが、予想とは反して、
それらは全くの無用の長物だった。
よっぽど、貧しい国のイメージがあるのか、
ぼくの親は、ぼくが中国に行く時、
「あれを持っていけ、これを持っていけ。」
と、スーツケースがパンパンになるほどモノを持たされた。
具体的には、
割り箸から紙の皿、コップからノート、ボールペンなど・・・
改革開放から20年経ち、
新中国成立50年を迎えようとしていたその年の中国に対し、
かなり失礼なことをしていたのは言うまでも無い。
たまたま行ったところが蘇州という中国でも有数の豊かな街でもあり、
スーパーや百貨店の品揃えを見て、
仰天したあの頃が懐かしい。
考えれば、
日用雑貨や衣料品の大半を中国で作っている昨今なんだから、
それは当たり前か。
だが。
そんな何でも揃う国だが、
これに関しては大きな問題がある。
中国で売っている物の大半は、
なぜかもろさが感じられ、実際にもろい。
細かいところのツメが足りない。
あと一歩何かが欲しいところだがその一歩がない。
その一歩とは、ユーザーの望む細かい部分、
たとえば、丈夫さ、デザインとか、
素材や快適な使用感(ペンで言えば、書き味)など。
物は豊富にあるんだけど、
帯に短しタスキに長しな感じで、
本当に欲しいものがないことが多々ある。
ま、その分を安さでカバーしてるからいいんだけどね。
オめでたいことに、WTOなるものに加盟し、
世界の経済システムに入っていこうとしている今、
国際基準は確実に中国製品の質の向上をもたらしている。
たとえば、安くて品質もいいユニクロ製品は、ほとんどがMade in China。
だが、それはあくまで
日本企業が商品の企画・管理を担っているという条件下でだが。
最後に人間に関して。
これに関してはまた詳しくレポートするつもりであるが、
とにかく人が多い国
である。
中国は、やっぱりとにかく人が多い!!!
右を見ても左を見ても、人人人人ヒトヒト・・・・・・・・
目に付く人間の数が圧倒的に多い。
公称13億。
戸籍に表れない人も含めれば、
あと3億はいそうである。
1920年代には4億近くだったはずが、
この50年近くで軽く9億は増えている。
その原因であるが、
版図の拡大を含め、
国民的英雄である某ケザワヒガシ(音読み)氏が
『人口を増やすことが国力増加や!』
とおっしゃったからか。
新中国(1949〜)統治下の一時期、
数千万という人間が死んだ
と言われた期間もあったが、
それでもやはり増えすぎ!
と誰もが感じてしまうほど増えてしまった。
どこに行ってもどこまで行っても、
いつ行ってもいつまでも人がいる。
しかも、その一人一人がそれぞれ意思を持って動いている。
不幸なことに、自我が強すぎるため(自分勝手、ともいう)か、
その意思は衝突することが頻発する。
たとえば、道路渋滞なんて日常茶飯事だ。
何気ない道路でも一歩間違うと、
バスが直進し、タクシーは直進し、バイクは直進し、チャリンコも直進し、
しかもそれに歩行者までも直進する。
誰もが、まっすぐ進むので、
中国では、渋滞が長時間解消しない。
無駄なことにエネルギーを使うもんだ・・・
いや、そのたくましさが彼らの基本か。
そんな状況をさすがにやばいと思ったのか、
1979年以降は子供は一人だけ!
と決めた
『一人っ子政策(“独生子女”という)』
が、国家により行われた。
この人口統制策は効果があったのかわからないが、
ある時期までは増加は止まらないだけでなく
20年近くたった今、
年齢の比率が大きく歪んできている。
つまり、多い世代と少ない世代の格差が広がることで、
高齢化が今後ドンドン進む、という結果になる。
日本は世界でも有数の高齢化社会だが、
2・30年後は中国がそれに直面するのは目に見えている。
国家も、今度はそれに対処する為、
都市部の富裕市民に対しては(税収増加の為)、
この規制を緩める方向だそうだが、
肝心の生んで欲しい人々(いわゆる都市エリート)は子供を欲しがらず、
貧しい農村でばかり子供が生まれるというジレンマに陥っているみたいだ。
一人っ子政策により、
若い世代が減り、
高齢世代が増える状態が続くと、
就業人口が減り、国力は減少する。
かといって、これ以上人口が増えることは、
食糧問題、雇用問題などが絡んで、
歓迎されるものではない。
この人口問題の如何によって、
これからの中国の未来が見えてくるだろう。
多くは間違った方向にベクトルが向いている
大量の人民パワーを活かすも殺すも、中国次第。
それが中国のこれからに、大きく影響するのは間違い無い。
written by Bonkora
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