ここ二三年で中国のあちこちの様相が随分変わった。
街の概観もさることながら、人の服装等も大きく変わった。以前と比べ随分
おしゃれな格好した人が増え、都市部の一部においてはそれなりに華やかな感じにはなっている。
私がこの広東地域に来たのがSARS全盛期の三月(笑)。
広東省一体はすでにかなり暖かく、半そでの人間も結構いたのだけれども当時はかなり驚いた。
だって私が初めて中国に来た時なんかすごかったもん。パジャマで昼からがんがん歩いてるし(今も
だ
けどね)、見たくれ全く気にしない人間がかなり多かった(男は特に)。
それがどうだろう?こちらに来て女性はかなり様々な服を着こなし、着ている服も色とりどり。
ま、相変わらず男性に関しては泣きがはいりそうなほどかっこ悪いままだったんだけど、それでも随分
進歩したなあとは思ったのである。
ところがぁ!
冬になって寒くなった途端人民様の服装スタイルが激変。つか、激変しすぎ。昔初めて中国に来た時皆
さんが着ておられたような、黒や灰色、茶色を基調とした異常に地味な服装に変身してしまったので
ある。
私はとてつもないショックを受けてしまった。夏服まではかなり華やかになっていたのに、冬服に
なった途端元のジミーなスタイルに戻ってしまったので、そのギャップを目の当たりにして驚きを
隠せなかった。
ともかく、中国の人たちの服装はまだ発展途中ということだろう。彼らの服装を見ても分かる通り、
街中の服を売っている店ではろくなもんが売っていない。結局私は日本から冬服を送ってもらうというこ
とでこの冬に着る服を調達するという羽目になった。
(つーか冬服持ってきてないバカの言い訳か?・笑)
こほん!さて本題に入ろう。
中国人は何故か気候が寒くなると男女関わらず何故か背広(スーツ)を着る。
これは初めて中国に来た時からの世界の謎である。
乞食みたいな人間から成金丸出しの人間まで、様々な人間がこの”背広”とやらを着るのである。
我々からすると背広っちゅーもんはサラリーマンが会社に出勤し仕事中に着るというイメージがあるので、
この国に来て恐ろしいほどの数の人間が”背広”を着ている光景を見てぎょっとする。
皺だらけで、くしゃくしゃで、ぺんきまみれで、よれよれで、ほこりまみれで見たくれ相当
悪いのだけれども彼らが着ているのはまぎれもなく”背広”なのである。
どこに行こうが、何をしようが着ているのは”背広”である。さすがに寝る時は着ないのだろうけど、
この徹底ぶりには逆に関心させられる。某共○党の陰謀ではないか?という説もある(ウソ)。
そうこう考えていると、彼らが着る”背広”というのはかっこいいもの或いはおしゃれなものとでも
なるのだろうか?いや、どちらかというと”正装”と言ったほうがしっくりくるかもしれない。
彼らは”背広”を着ることで、一人前の人間になり或いは一人前と思われ、ちゃんとした格好をしてい
るというアピールをしているのだ。小中学生のガキがいっちょ前にでかい態度で”背広”を着て街中を
歩いているのを見ても何だか納得できる。
そうなのだ、彼らにとって”背広”はそういう意味で非常に意味合いがあるのだ。どう考えたってあの
服装をいけてる等と思ってもいない限り、あれだけ多くの人間が着るわけないのである。それなりの理
由があって”背広”スタイルは普遍的なものになっていたのだ。
人民服から”背広”へ。中国人の次世代の服はどう変化していくのであろうか?
これからも引き続き観察していきたい。
つか、背広ぉ〜・・・・・・・似合ってないんですけど(爆)