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これはある留学当時同学のセーベン(仮名)があるアメリカ人の同学にまつわる体験を話にまとめたものである。
そのアメリカ人の名前はアンポンタン(仮名)。十代なのにワシントンのトップクラスの大学ですでに飛び級で
四回生・しかも理工、語学に関しても欧米人とは思えないほどうまく、唯一私がライバルと認める天才だった。
そのアンポンタンについての話。
夜十時ごろ。
セーベンは張宇(台湾人の暑苦しい系歌手)のVCDを見て熱唱していた。
ふと気づくと時計は十時半を指していた。この時すでに夜にインターネットカフェに行くのが日課と
なっていたセーベン。
「いかんいかん、チャットしにいかなくては♪」
その日の夜はとても蒸し暑く、冷たい飲料でも持っていかないと考えたセーベンは、ふと夕食後に買った
飲料を友達のアンポンタンの部屋の冷蔵庫に預けていたのを思い出した。(注:当時七号楼で冷蔵庫を持って
いたのはアンポンタンのみだった)
この頃アンポンタンの部屋には、芸能人の柴田理恵(久本雅美の相方)激似の台湾人女の子がいる。
その台湾人は見かけによらず韓国人の彼氏がいるにも関わらず、最近アンポンタンの部屋に入り浸っており、
NUNOやセーベンら仲のよい友達はアンポンタンからかけ離されており近寄りがたい雰囲気であった。
皆二人の仲を怪しみ、度々アンポンタンや柴田激似の台湾人に聞くも、「そんなわけない。ただの朋友だよ」
と強く主張していた。自分のプライベートな部分を聞かれるのがものすごく嫌ないかにもアメリカ人らしい
アンポンタンは聞くと常に不機嫌になるので、こっちもそのことが聞けなくなっていた。
ただ、自分達友達としては
「アンポンタン、おまえ何か騙されてないか?」とか、
「お前の顔ならまだ余裕で上(の女)を狙える!!」、
「奴らは欧米人だけというだけでついてくるんだ」とか皆は皆なりに真剣に心配していた(笑)
一時は”アンポンタン正常化への計画会議”でも開こうかと思っていたくらいだ。事実彼の周りには
すんげー美人もたくさんいるのにあえて何故お前は柴田理恵激似の台湾人を・・・!確かに顔は人と付き合う上で
重要ではない。心が一番大切なのはよーく分かっている。しかし、彼女には韓国人の男がいるし、
その上でアンポンタンとつきあってるなんて倫理上的にもよくない。それに柴田理恵激似の・・・
そんな中で事件は起きた
今日も案の定柴田理恵激似の台湾人が部屋に一緒にいる。しかし、まあ飲料だけ取りに行くんだからいいか、
と彼の部屋に行きドアをノックするが反応がない。ん?いないのか?いや、でも明かりはついているぞ。
もう一回ノックすると反応が返ってきた。
「等一下、穿衣服・・・・」(ちょっと待って、服を着るよ)
セーベンは頭の中で、「なんで服着る必要があるんだ?」と考えた。
・・・・・・・
「糟了!!Σ( ̄□ ̄!」(しまった!!)
と思った瞬間には時既に遅し。アンポンタンがドアを開けてくれた。何だかアンポンタンは様子がおかしい。
どうも少々セーベンに対して面食らっている。彼はいつもは「進来」(入って)と気軽に言うくせに今日は
そわそわしながら用件だけを聞いてきた。とりあえずセーベンは、
「我的飲料・・・」(俺の飲み物・・)
と言って、飲料を取ってもらう。その間、何気なくベッドに目をやると・・・・
いかん!!!(゜□゜''!
布団にくるまりながらこちらの様子を窺っていた柴田理恵激似の台湾人と目が合ってしまった。
その時、柴田亜美が思わず声を発した
「あっ、セーベン・・・・」
と頬を赤らめこう言ったそうだ。この瞬間セーベンは非常に複雑な気持ちに追いやられた。
頬を赤くした裸同然の柴田理恵と眼があってしまったのだから、その気持ちは推し量るべくもない。
はっきりいって背中が凍りつく。さらにはアンポンタンお前はそいつと何てことをしてんだという
友として「もっと他に(いい女が)いるだろ!!」と要らぬ心配する気持ちがあった(失礼・笑)
もちろん「何頬を赤く染めてやがんだよ!!」という怒りの気持ちもあったかもしれない
し、わら人形をハンマーを使って釘で打ちつけたかったのかもしれない
セーベンは彼女と目が合ってしまったがあえて無視した。
「何してたの?」
という質問は結局出来なかった。ていうかするまでもないし、
出来るわけない(笑)
ギンギンに冷えたコーラを持ち、セーベンは彼の部屋を後にした。
チャットに行く途中、雲の間から見える月が非常に美しかったとセーベンは語っている。
それとともにあのいつもはすました態度でいるアンポンタンの慌てた姿を思い出し、笑いがこみ上げてきた。
そしてこれはネタにせねばとチャットに向かったそうな。
P.Sアンポンタンはどうもセーベンが来たとは思わず、服務員の小姐が来たと勘違いしていたらしい。
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